パイナップルで肌つやUP?食べ頃と裏ワザ切り方

最近、ドラッグストアやSNSでちょくちょく見かける「パイナップル美容」。「本当に肌にいいの?」「ただの流行りじゃないの?」と、半信半疑な人も多いのではないでしょうか。

この記事では、パイナップルの美肌効果について、公的機関や専門誌などの信頼できる情報をベースに、実際にパイナップルを生活に取り入れてみた筆者の感想も交えながら、できるだけフラットに解説していきます。あわせて「1日どれくらい食べればいいのか」「食べ頃はどう見分けるのか」「葉をひねって取る切り方は本当に簡単なのか」も、まるっとご紹介します。

パイナップルと美肌効果は本当?

結論から言うと、「本当」と言えそうです。ただし「食べたら翌日つるつる」みたいな魔法の食材、というわけではなく、あくまで毎日の食生活の中でプラスに働く可能性がある、というのが正しい理解だと思います。

根拠となっているのは、主に次のようなポイントです。

  • ドール社の「スウィーティオパイナップル」は、含まれる「パイナップル由来グルコシルセラミド」について、肌の保湿力(バリア機能)を高める機能性表示食品として消費者庁に届け出済みです。
  • 専門誌「薬理と治療」(2015年、43巻11号)に掲載された、日本人を対象とした試験では、パイナップル由来グルコシルセラミドの摂取によって肌のくすみや乾燥が和らいだという結果が報告されています。
  • 別の臨床試験でも、25〜63歳の日本人女性を対象に4週間パイナップルを食べ続けてもらったところ、肌の状態に変化が見られたという報告があります(人間総合科学大学・大澤俊彦特任教授らの研究より)。

冬場、肌の乾燥がひどい時期に約2週間、毎日100g前後のパイナップルを食べ続けてみたのですが、劇的に「肌質が変わった!」という実感はありませんでした。ただ、気が付くといつも乾燥していて、カサカサだった部分がなくなっていました!あくまで個人の感覚なので過信は禁物ですが、「食べて損はなさそうなので、続けてみよう」というのが正直な印象でした。

では、1日にどれくらい食べれば効果的?

たくさん食べれば効果も倍増、というわけではなさそうです。専門家のコメントでも「一度にたくさん摂るより、一定量を毎日続けるほうがいい」とされています。

目安をまとめると、こんな感じです。

  • 機能性表示食品として届け出られている摂取目安量は可食部80g程度(パイナップル1個の1/6〜1/10カット、四角切りで4〜5切れ分)
  • 厚生労働省・農林水産省の「食事バランスガイド」では、健康維持のための果物摂取目標量は1日200gとされていますが、実際は多くの人がその半分程度しか摂れていないのが現状
  • 紫外線を浴びたあとの夕方〜夜に摂ると良い、という専門家の見解もあります

無理に「毎日大量に」を目指すより、間食やヨーグルトのトッピングとして少しずつ習慣化するくらいがちょうど良さそうです。

どんな成分がお肌によいのか

パイナップルには、美容面で注目されている成分がいくつも含まれています。

グルコシルセラミド

肌の角質層にあるセラミドの材料になる成分。セラミド合成や保湿に関わる遺伝子の働きを高めることで、肌の水分保持(バリア機能)をサポートするとされています。

美肌の秘密は「グルコシルセラミド」にあり? パイナップルの“食べる美容習慣”効果を専門家と検証! | Dole(ドールジャパン)
テレビ番組で取り上げられたことをきっかけに、パイナップルに含まれるグルコシルセラミドと“美肌”の関係が注目されています。実際、Doleのパイナップルを扱う部署の社員は、みんな調子がよさそうという噂。そこで、パイナップルに詳しい関西福祉科学大…

出典元:ドール社美肌の秘密は「グルコシルセラミド」にあり?

ビタミンC

コラーゲンの生成に欠かせないビタミン。可食部80gあたり約28mg含まれ、成人の1日推奨量(100mg)の約3割をまかなえる計算です。抗酸化作用もあり、紫外線などによる酸化ストレス対策にも役立つとされています。

ブロメライン

パイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素。肉を柔らかくする働きで知られていますが、肌のターンオーバーのサポートにも関与すると言われています(ただし未熟な果実だと口の中がイガイガする原因にもなります)。

マンガン

酵素の構成成分のひとつで、コラーゲン生成にも関わるミネラル。抗酸化ネットワークを支える働きも期待されています。

食物繊維・カリウム

腸内環境を整える食物繊維、むくみ予防に役立つカリウムも豊富。「腸活」と「美肌」はセットで語られることが多く、パイナップルはその両方にアプローチできる果物と言えそうです。

パイナップル生活、はじめる前に知っておきたい「食べ頃」

食べ頃は?緑色だから酸っぱいって本当?

「緑色は酸っぱくて、黄色くなったら甘い」というイメージを持っている人は多いと思いますが、これは正確ではありません。

元スーパーの青果担当だったライター・ぱるとよさんの解説によれば、パイナップルは追熟しない果物。つまり収穫した時点で甘さがほぼ決まっていて、家に置いておいても糖度は上がりません。緑色でも黄色でも、買ったときが食べ頃なんです。個体差もあるため、色だけで「酸っぱい・甘い」を判断するのは難しいというのが実情のようです。

選ぶときにチェックしたいポイントはこちら。

  • 葉が濃い緑色でツヤがある(枯れているものは避ける)
  • 表皮から甘い香りがする
  • お尻の部分にほんのりやわらかさを感じる
  • 同じ大きさなら重いほうが果汁が多い傾向

肌の乾燥が気になる季節こそパイナップル生活を

空気が乾燥する季節は、マスクの摩擦や暖房による乾燥などで、肌のバリア機能が低下しやすいタイミングでもあります。こうした時期に、内側からのケアとしてパイナップルを取り入れる「パイナップル生活」は、無理のない選択肢のひとつと言えそうです。

ただし、パイナップルさえ食べれば万能というわけではありません。睡眠や保湿ケア、紫外線対策など、基本的な生活習慣とあわせて考えるのが現実的だと思います。

切り方のコツ:葉をひねって取るのが正解?

丸ごとのパイナップルを買うと、「切り方がわからない」とためらってしまう人も多いはず。実はコツさえつかめば、包丁いらずで簡単に葉を外せます。

  • 葉の付け根あたりをしっかりつかむ
  • 実の部分を反対の手で押さえながら、ぐりんと強めにひねる
  • これだけで葉と芯の固い部分がスポンと外れる

そのあとの基本手順はこんな流れです。

  1. 縦に置いて、4等分または8等分にカット
  2. 両端(お尻・上部)を切り落とす
  3. 中央の硬い芯を包丁で切り取る
  4. 皮と果肉の間に包丁を入れて、皮を外す
  5. 食べやすい大きさにカット

葉を包丁で切り落とすより手でひねったほうが、果汁が逃げにくく甘みをキープしやすいとも言われています。力はそこそこ必要ですが、コツをつかめば「意外と簡単!」と感じるはずです。

まとめ

パイナップルの美肌効果は、グルコシルセラミドやビタミンCなど複数の成分の働きによって、一定の科学的根拠が示されつつあるものです。とはいえ、即効性のある特効薬ではなく、「毎日の食生活にプラスする習慣」として捉えるのが現実的でしょう。

食べ頃は色にとらわれすぎず、香りや葉のツヤで見極めること。そして切るときは、葉をひねって外す方法をぜひ試してみてください。思っている以上に簡単で、ちょっとした楽しさもありますよ。

美味しくて、お肌にも良い、あとはどうやって続けるかです。葉の部分を落とすのが面倒でしたが、葉の部分は捻って抜く、で楽しくなるかもしれません。暑い夏の紫外線を浴びた後には、パイナップルを食べて体の内側からケアしましょう。

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