90年代のJ-POPシーンを彩ったロックバンド「DEEN」。ボーカルの池森秀一さんといえば、あの伸びやかな歌声はもちろんですが、ここ数年は「そば好きの人」というイメージも強くなってきましたよね。テレビで見かけようになり、あの頃の池森さんの印象もよかったですが、年齢を重ねたお姿も優しい感じですよね。
この記事では、池森さんがそば好きになったきっかけから、こだわりの食べ方、自らオーナーを務めるお店の話、そしてDEENの名曲の誕生秘話まで、ちょっとマニアックな視点も交えて紹介していきます。
池森秀一さんがそば好きになったきっかけ
意外かもしれませんが、そば好きになった理由は「筋トレのやりすぎ」だったとインタビューなどで語っています。DEENのデビュー15周年を控えた頃、健康を意識してボディーメイクに励んだ結果、鍛えすぎてしまい「DEENに筋肉は必要ない」と一念発起。当時流行っていたプチ断食の本を参考に、そば中心の食生活を始めたのがきっかけだったといいます。
そこから15年以上、ほぼ毎日昼食にそばを食べ続ける生活に。全国ツアーの合間を縫って各地のそば店を訪ね歩くようになり、いつしかファンから「そば森さん」という愛称で呼ばれるように。2018年と2020年には「マツコの知らない世界」に出演し、そこで紹介した乾麺「小諸七兵衛」が放送後には注文が急増したことも有名なエピソードです。
池森さん流、そば選びのこだわり
池森さんがお店選びで重視しているのは「十割そば」を出しているかどうか。小麦粉をつなぎに使わない十割そばは、そば粉本来の風味がダイレクトに伝わるうえ、栄養価も高いのが魅力なのだとか。注文はいつも「もり」と「かけ」の両方。十割そばは量が少なめなので、二品でちょうど満足感が得られるそうです。また北海道出身らしく、醤油のパンチがきいたつゆが好みという話も本人が語っています。
17.8年前に出会った、石原結實先生の著書「体を温めると病気は必ず直る」を手にしてから始まった池森の蕎麦LIFE^_^‼️いつか石原先生にお礼をお伝えしたいと思っていたら、このたび対談の機会を頂きまして、またひとつ池森の夢が叶いました✨✨
— DEEN池森秀一 (@DEEN_Official) July 10, 2026
詳細は後日お知らせします!https://t.co/iI3GAixLvM
池森さんがオーナーを務める「SOBA CAFE IKEMORI」
そば愛が高じて、2022年6月には東京・赤坂の所属事務所1階に「SOBA CAFE IKEMORI」をオープン。池森さん自らメニューを考案し、プロデュースしたそば専門のカフェです。看板メニューは、信州戸隠産のそば粉を使ったグルテンフリーの生十割そば。のど越しのよい更科タイプと、そばの香りを楽しめる乱切りタイプの2種類から選べます。
このお店の面白いところは、和洋を組み合わせた「創作そば」の多さ。ツナマヨ和えそばや豚ニラ辛そばといった変わり種から、レモンつゆやマッシュルームつゆで食べる「池森セレクトセット」まで、伝統的なそば屋のイメージを軽やかに飛び越えたメニューが並びます。2025年8月には2号店「SOBA CAFE IKEMORI BUDOKAN」も日本武道館内にオープンし、音楽活動と並行して飲食事業も広げている点は、単なる趣味の域を超えているといえそうです。
遠足2日目は東京!
— yumi (@yumi16968653) March 16, 2026
武道館にあるSOBA CAFE IKEMORI
やっと来れました。
やっぱり先ずはオニオンつけ蕎麦ですね。
美味し😋蕎麦ソフトも良き
お席はもちろん23!#SOBA CAFE IKEMORI #池森蕎麦 pic.twitter.com/0sPjONlCU0
名曲「このまま君だけを奪い去りたい」誕生秘話
DEENのデビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」は、実はもともと池森さんのために書かれた曲ではありませんでした。作詞はWANDSの上杉昇さん、作曲は織田哲郎さんによるもので、当初はWANDSのシングル「時の扉」の両A面として準備されていたそうです。ところがタイアップ先からNGが出たことで急きょ歌い手を探すことになり、ソロデビューを目指して上京していた池森さんが「試しに歌ってみろ」と歌わされたのがこの曲。結果としてこれが評価され、そのままDEEN結成、そしてデビューにつながったという、まさに偶然が重なって生まれたミリオンヒットだったわけです。池森さん自身も自分を「シンデレラボーイ」と表現しており、当時はまったく別ジャンルの音楽をやっていたと振り返っています。
「瞳そらさないで」「翼をひろげて」ヒットメーカーコンビの仕事
その後のヒット曲を語るうえで欠かせないのが、ZARDの坂井泉水さんと織田哲郎さんという黄金コンビです。大塚製薬「ポカリスエット」のCMソングとしてお茶の間に広まった「瞳そらさないで」は、作詞を坂井泉水さん、作曲を織田哲郎さんが手がけ、DEENのシングルとして初のオリコン1位、そしてデビュー曲以来のミリオンセラーを記録しました。日本テレビ系サッカー中継のイメージソングだった「翼をひろげて」も同じく坂井泉水さんの作詞、織田哲郎さんの作曲によるもの。後にこの曲は坂井さん自身がZARDとしてセルフカバーしているほか、高校の音楽教科書に掲載されたこともあるそうです。
相方・山根公路さんも現役でDEENを支える
DEENといえば池森さんに注目が集まりがちですが、キーボードの山根公路さんもデビュー当時からのメンバーで、現在は楽曲のほとんどの作曲を手がける「メロディーメーカー」的存在です。池森さんからは「天才作曲家」と評されることもあるのだとか。2018年の25周年武道館ライブを最後にギターの田川伸治さんが脱退して以降は、池森さん・山根さんの2人体制が続いており、2026年に入ってもツアーやCM出演など精力的に活動を続けています。
まとめ
池森秀一さんのそば愛は、筋トレの反動から始まった生活習慣が、いつしか「そば森さん」という愛称やお店経営にまで発展した、なかなかドラマチックな軌跡です。一方でDEENの名曲たちは、上杉昇さんや坂井泉水さん、織田哲郎さんといった当時のヒットメーカーとの出会いがあってこそ生まれたもの。そばへの探求心と、音楽への真摯な向き合い方、その両方に池森さんらしさが表れているように感じます。90年代を知る世代はもちろん、そば好きとしての池森さんに興味を持った人も、ぜひ「SOBA CAFE IKEMORI」やDEENの楽曲をあらためてチェックしてみてください。
参考情報



コメント