日本のはるか南に2つ。「ダブル熱帯低気圧」要注意?

8月18日現在、日本のはるか南の海上には、熱帯低気圧が2つ並んで発生しています。いわゆる「台風のたまご」が同時に2つというのは、なんだか天気図上で渦が多くて、見ているだけで「来るのかなぁ」と、ソワソワしてしまいますよね。

今、どこに何がある?

気象庁の実況天気図には、熱帯低気圧を示す「TD」のマークが2つ表示されています。片方はマリアナ諸島付近、もう片方は台湾の南西付近を、それぞれゆっくりとした速さで西寄りに進んでいるようです。

中心気圧はどちらも1000〜1010ヘクトパスカル(まだ台風とは言えませんね)で、まだ「たまご」の段階。とはいえ、海面水温が高い海域を進んでいることもあり、今後じわじわと勢力を強めていく可能性があります。個人的には、この「じわじわ」という時間差がいちばん気をもむところだったりします。急に来られるより、数日かけてどうなるか分からない方が、正直落ち着かないんですよね。

このまま台風になる?

熱帯低気圧がすべて台風に発達するわけではありませんが、今回の2つはいずれも発達のポテンシャルを秘めていると見られています。海水温が高い海域を通過するため、条件がそろえば数日以内に台風へと格上げされる可能性は十分にあります。

ただし、進路や発達のスピードにはまだ幅があり、日々更新される予想に気を付けておきたいですね。夏台風は、ゆっくり、のんびり台風と昔から言われていますから。

気になる進路。沖縄、そして西日本へ?

気になるのは、「自分の地域に近づくか」という点だと思います。

現時点の予想では、まず沖縄・先島諸島への影響が懸念されており、大雨や強風、高波への注意が呼びかけられています。その後の進路次第では、西日本から本州にかけても雨や風の影響が及ぶ可能性があり、週末の予定を立てている方は少し頭の片隅に入れておいた方がよさそうです。海のレジャーやアウトドアの予定がある方は、直前まで最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。

「ダブル」って実はそんなに珍しくない

「2つ同時に発生するなんて珍しい!」と思うかもしれませんが、実はこの時期、熱帯低気圧が複数同時に存在すること自体はめずらしくなく、むしろ台風シーズンの醍醐味(と言っていいのか分かりませんが)のひとつとも言えます。

ちなみに、台風同士が近づきすぎると、お互いに影響し合って進路が複雑に変化する「藤原の効果」と呼ばれる現象が起こることもあります。今回はそこまで接近していないようですが、今後の位置関係次第では注目したいですね。

最新情報はこまめにチェックを

予想は日々変わるため、「今日調べたから大丈夫」とは言い切れないのが正直なところです。気象庁や気象予報会社の最新の進路予想、雨風のシミュレーションをこまめに確認しながら、必要であればハザードマップや避難経路の確認もあわせて行っておくと安心です。

先日の豪雨、線状降水帯の発生などを考えると、他人ごとではありません。備えは早すぎて困ることはありません。2つの熱帯低気圧、しばらくは目が離せません。

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